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  • マルメ市における
    実証の振り返り

    fabula株式会社

    事業・ビジョンの紹介

    • fabula株式会社は、「ゴミから感動をつくる」というビジョンを掲げた、2021年に東京大学発で設立されたスタートアップです。コンクリート研究室で生まれた技術を基に、回収・乾燥・粉砕・熱圧縮成形を組み合わせ、素材特性に応じた強度の新素材を製造し、コンクリートの約4倍の強度を有する素材も実現しました。
      “100%食品廃棄物で作る新素材”の研究開発・製造・販売・回収を一気通貫で行い、有機物・無機物を問わず、あらゆる未利用資源の価値化を目指しています。

    本事業への参画背景について

    • マルメ市の課題が当社の「ゴミから感動をつくる」というビジョンの実現により解決できると思ったのが最初のきっかけでした。また、弊社の目指している世界観が北欧のニーズと合うのではないかとマーケティングも行いたく応募を決意しました。
    • 海外展開に向けては各国の規制・商習慣・市場ニーズを踏まえて事業展開ロードマップの精緻化をする必要があり、さらには現地パートナーと協働に向けてアライアンスを組んでいかなくてはいけません。
      本プロジェクトの渡航プログラムで自治体・企業・研究機関へのヒアリングを実施し、食品廃棄物を主題に市民が循環の仕組みを体験的に理解できるよう市が工夫を凝らしている点を確認することができました。
      社会全体でサステナビリティを共有・実践する姿勢を強く実感し、自社ビジョンがマルメ市の課題解決にもつながることをさらに確信しました。

    キングサーモンプロジェクトを通じて得た成果について

    • マルメ市をはじめ北欧は、すでに成熟したサステナブルな市場を有していましたが、事業者や市民の多くが、食品廃棄物の具体的な利活用状況を十分に認識しておらず、自らの行動と循環の成果が結び付きにくいという課題が残っていました。
      これらの課題に対し、弊社は市民にとって身近なコーヒーショップで発生する食品廃棄物(コーヒーグラウンズ)を新素材の製品へ転換することにし、市内で試験運用を行うことで市民の皆様にサーキュラーエコノミーを実感していただくことに成功しました。
      今回の実証を通じて、マルメ市が単なる「廃棄物処理の都市」から「循環を実装・体感できる持続可能都市」へと進化する次のステージに向けた第一歩を踏み出すことに寄与できたと思っておりますし、弊社ソリューションが市民の皆様に受け入れられたことを実感できました。
    • マルメ市の協力で現地施工会社やガラスメーカーを紹介いただき、信頼される事業パートナーとの連携が重要だと実感しました。

    今後の展望について

    • 今回の実証結果をもとに、デザイン関連事業者、建築事務所、インテリアメーカー、レストラン事業者の複数社とのビジネス展開に向けて協議を行いました。マルメ市の建築事務所、インテリアメーカーとは、具体的なプロジェクト創出を、さらに、北欧マーケットへの参入に向けてfabula社を象徴する事例を創出するため、デザイン関連事業者と協議を進めています。