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ジャカルタにおける 実証の振り返り
株式会社フードリボン
事業・ビジョンの紹介
株式会社フードリボンは、パイナップルの葉やバナナの茎から繊維を抽出する特許技術や、農業廃棄物を再生可能エネルギーへ転換する技術を用いて、未利用の農業資源を活用し持続可能な社会の実現を目指しています。
「自分たちだけのこと、自分たちの世代のことだけでなく、子どもや孫の世代の幸せを願い行動することが自分の幸せとなって還ってくる」という理念を掲げ、「捨てるものがない明日」のビジョンのもと、国内外で事業展開しています。
本事業への参画背景について
2022年に台湾の大学と産学連携をきっかけに世界最大のパイナップル生産国であるインドネシアでも事業を展開することになりました。2023年からインドネシアのマランに繊維抽出の研修センターを設置。2024年にケディリ地域で事業を開始し、地域との協力を通じてパイナップル繊維の生産と加工を促進し、地域経済の活性化に取り組んできました。 今後さらなる地域への拡大として首都であるジャカルタ特別州への事業展開を目指し、キングサーモン海外都市課題解決コースに応募しました。
当社の事業は、繊維・エネルギー・廃棄物循環という複合的な要素があるため、進出先の制度や市場ニーズにより、現地行政や企業とのネットワーク構築、法規制やコンプライアンスの理解が不可欠であることを実感していました。その点、東京都とジャカルタが連携する事業では、東京都に選定された企業として、高い信頼性のもとで事業を推進でき、現地行政や企業とのネットワーク構築もより円滑に進められると判断しました。
キングサーモンプロジェクトを通じて得た成果について
キングサーモンプロジェクトのプログラムを通じて、ジャカルタにおける廃棄物処理や再生可能エネルギー導入に関する現場の課題を理解することができました。また、ジャカルタの市場組織である Pasar Jaya や自治体との連携を通じて、流通の中核を担う市場が抱える廃棄物処理量の大きさや最終処分場の逼迫状況、さらに総エネルギー供給量に占める再生可能エネルギーの割合が低水準である実情を直接確認できたことで、今回の実証実験の設計に直結する重要な示唆を得ました。 循環型ビジネスの導入可能性と都市課題の解決に向けた道筋を見出すことが出来ました。
今後の展望について
今後のジャカルタへの展開に向けて有機廃棄物排出事業者、廃棄物処理関連事業者、アップサイクル製品販売事業者をターゲットとし、大規模プランテーション、農業協同組合、ファッション関連事業者など、さまざまな領域のステークホルダーとの面談を幅広く設定し、今後の連携可能性について検討しました。
すでに農業協同組合と協議を開始しており、小規模農家支援プログラムと連携した廃棄物回収スキームの構築および当社技術を活用した農村振興プログラムの組成可能性について議論を進めています。また、ジャカルタファッションウィーク関係者を含むファッション関連事業者とも、農業廃棄物由来の繊維を活用した衣料品の共同開発および製品の共同販売の展開について議論を進めています。