当日レポート
3月27日(水)に、「スタートアップ×行政Meet UP!Vol.2
~toward2024~」を開催いたしました。
オフラインとオンラインのハイブリッド形式で開催された本イベントには、東京都庁職員やスタートアップ、大企業、自治体関係者など様々な分野から、約178名(現地で約135名、オンラインで約43名)にご参加いただきました。
イベントの始めには、東京都宮坂副知事より、東京都においてスタートアップ支援を推進する目的や最新のスタートアップ戦略「Global
innovation with
startups」における目標の達成状況・今後の展望、およびスタートアップ支援の取組概要等についてご説明いただきました。
その後、キングサーモンプロジェクト及び現場対話型スタートアップ協働プロジェクトにおける採択スタートアップ(10社)・行政現場(2社)より、プロジェクトの内容・成果について報告いただきました。
キングサーモンプロジェクトからは、Dr. JOY株式会社、RYDE株式会社、cynaps株式会社・大田区産業振興課が登壇し、プロジェクトにおいて協働実績を発信しました。
『医療現場への需給ギャップへの効果的なアプローチ』をテーマに、Dr.
JOY株式会社の石松代表取締役社長より、病院現場における医師の出退勤打刻の自動化及び医師の正確な勤務実態の把握に係る取組内容および成果について発表いただきました。都立墨東病院において、勤怠管理システム及びビーコン受信機の導入、医師のビーコン発信機の携帯を通じて、医師の出退勤打刻を自動化するとともに、Dr.
JOYにより医師の労務管理を正確に行うことにより、持続的な質の高い医療サービスの提供への寄与の可能性を示しました。
世界で1番多様な交通システムを有する東京都で、世界で1番利用しやすい交通システムの提供を目指し、RYDE株式会社の杉崎正哉代表取締役よりRYDE
PASSアプリを通じた都営荒川線での乗車兼販売及び顧客データを利用した施策検討について発表いただきました。協働プロジェクトでは乗車券販売の電子化による大きなトラブルはなく、利用者からも非常に好評な声をいただいたことが発表され、RYDE
PASSを通じた東京都の複雑な交通システムの一本化及び顧客データを利用した新たな交通施策の可能性が示されました。
効率的な換気を通じた電気使用量削減による環境負荷軽減を目指す、cynaps株式会社の岩屋雄介代表取締役より、大田区公共施設でのBA
CLOUD(換気制御AI装置)を利用した協働プロジェクトについて発表いただきました。大田区における3つの公営施設でBA
CLOUD
が設置され、換気機能最大使用時(通常使用時)と換気制御AI装置による換気の効率化を実施した際の電気使用量及びCO2排出量削減効果があったことが報告されました。BA
CLOUDは後付け可能な装置であることからも、今後既存施設へのさらなる導入を通じた環境負荷軽減の可能性が示されました。
cynaps株式会社の受入れ行政現場である大田区 産業経済部 産業振興課
藤内悠輔係長から、行政現場側目線での協働プロジェクト参画メリット等について発表いただきました。今回の協働プロジェクトを通じて、大田区内でのスタートアップ及び庁内関係各原課との連携体制を構築することができ、今後もさらなるスタートアップとの連携可能性が示されました。
イベント後半には、宇都宮市東京事務所砂田副所長より、宇都宮市におけるスタートアップ支援における事例紹介を行うとともに、東京都スタートアップ・国際金融都市戦略室
戦略推進部スタートアップ推進課直井課長より、東京都における令和6年度の官民協働に向けた取組を紹介しました。
また、イベントにおいては、キングサーモンプロジェクト及び現場対話型スタートアップ協働プロジェクトにおける採択スタートアップ23社がプロダクトを展示し、参加者とのネットワーキングを実施しました。
キングサーモンプロジェクトからは、マイクロベース株式会社、Dr. JOY株式会社、スタディプラス株式会社、RYDE株式会社、cynaps株式会社、株式会社Strolyの6社が出展し、次なる協働に向けて参加者と対話を実施しました。
申込・参加方法
イベントは終了いたしました
本イベントに関するお問い合わせは、ページ下部の事業プロモーターにまでお願いいたします。