ナイロビ市における
実証の振り返り
SORA Technology
株式会社
SORA Technology株式会社にナイロビ市での実証成果と今後の事業展望についてお伺いしました

梅田昌季 氏(SORA Technology株式会社)
※実証中のナイロビ現地からオンライン登壇
本事業への参画背景について
- 日本ではドローンの規制が厳しく活用機会が乏しいため、弊社はもともと海外での事業展開を目指しており、アフリカやその他インフラが整備されていない地域での市場形成を見据えています。
- アフリカではドローンで解決できる社会課題が多く、重点地域と認識しています。
海外展開を推進する上でどのような課題について
- 本事業は東京都とナイロビ市が連携しており、高い信頼性のもとで事業を推進できる点で価値があります。
- 途上国政府との協働では課題意識や対応策の整理にコストがかかり、資金や人的リソースの負担が大きく、準備期間も1年以上必要となることがあります。
- 一方で、本プロジェクトでは、あらかじめ東京都とナイロビ市との間で課題が明確化され関係者の役割分担や体制がしっかりと整理・整備されており、実証推進に際した負担軽減が可能です。
キングサーモンプロジェクトを通じて得た成果について
- これまで抽象的だった現地NGOや企業についての理解が深まり、ポテンシャルカスタマーへのアプローチを進めていきます。本事業で実績を基に、横展開を進めていきたいと思います。既にとあるアクセラレータープログラムにも採択されました。
今後の展望について
- 今後はナイロビ市および関連省庁とトライアル利用を継続し、実証成果の整理とシステム改善を行いながら、国際ドナーや民間企業との連携を図ります。
- 洪水や疫病以外にも、農業プランテーション企業等、同技術の活用可能性が高い分野への初期的導入を進め、他のアフリカ諸国への展開できる包括的なプラットフォームへの昇華を見据えています。