ヘルシンキ市渡航
プログラムレポート
都市課題・背景 | ヘルシンキ市は2030 年までのカーボン・ニュートラル実現を目標に掲げており、本実証実験でも建物等からの二酸化炭素排出量抑制に寄与するソリューションの導入による環境負荷の低減を目指している |
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渡航日程 | 令和6年8月26日~令和6年8月30日 |
ヘルシンキ市渡航
プログラム概要
全体プログラム
- ヘルシンキ市周辺の企業やヘルシンキ大学等の学術機関、その他実証に関係する機関の訪問
- スタートアップ支援施設の視察
- ヘルシンキ市の担当部署から職員が出席するプレピッチ 等
個別プログラム
- スタートアップ各社のニーズに基づき、実証実験にて連携が想定される民間企業やヘルシンキ市のスタートアップ支援拠点、事務局等と個別面談(1社平均3回)
ファイナルピッチの様子
参加スタートアップからの声
参加スタートアップから海外進出において抱えている課題と、本事業の渡航プログラムに対するリアルな声を集めました。
参加スタートアップが抱える海外進出
における課題
海外進出先の選定
社内の人的・金銭的リソースが限られており、日本から海外進出に必要な情報を入手することが難しい
海外での知名度や実績が無く、現地調査が実現したとしても現地企業や関係者、特に行政機関とのネットワーク構築が困難である
プロダクトのフィージビリティ検証
限られた情報では自社プロダクトのフィージビリティの検証が難しい
海外における自社プロダクトのフィージビリティ確認を目的に海外で開催される展示会に出展しているが、商談数は限定的でその後のビジネスに繋がらない
展示会では商談相手によってニーズが異なるため、自社プロダクトのPDCAを回しにくい
参加スタートアップの渡航プログラム参加後の感想
- 渡航中の面談相手を斡旋していただき、 効率よく情報収集できました
- 提案内容に基づき、民間企業や行政機関各部署等との面談を1週間の間に数多く設定していただいたことで、ピッチおよび海外での販路展開に向けて、非常に効率よく情報を収集することができました。
- ヘルシンキ市のコミットメントが高く、 短期間で現地課題の解像度が高まりました
- ヘルシンキ市の本事業に対するコミットメントが高く、担当部署から提案内容に関連する民間企業を紹介いただくなど、ヘルシンキ市から柔軟な支援を受けることができ、短期間で現地課題の解像度が高まりました。
- 海外展開における自社プロダクトの差別化要素・改善点が明確になりました
- 特定の課題・提案内容に対する行政・民間企業・大学等の多方面からのフィードバックによりPDCAを短時間で回すことができ、海外展開における自社プロダクトの差別化要素・改善点が明確になりました。
- 渡航期間中に現地民間企業や参加したスタート アップとのリレーションを構築できました
- 渡航期間中に面談を実施した現地民間企業や共に日本から参加したスタートアップ等と、帰国後も定期的に事業連携に向けた協議を継続しております。